1990年代に輝いていたグラビアアイドルは、現在どんな職業に就き、どんな生活を送っているのか? 11歳でスカウトされ、1996年に『プチセブン』専属モデルとしてデビューした鮎河ナオミが、1999年発売の写真集『Sweet BOX』(西田幸樹撮影/ワニブックス刊)について語る。
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テキサス州のメキシコ国境の近くで生まれた私にとって、メキシコのリゾート地で撮影したこの写真集は、子供の頃から大好きだったメキシカンフードを食べながらのロケで、とても嬉しかったのを覚えています。
ファッション誌でデビューした私にとってグラビアは、最初は難しく感じていました。ファッションとは違いグラビアはナチュラルな自分を表現しますからね。水着も恥ずかしかったし。それでもグラビアのおかげで、新しい自分を発見できたと思います。
現在は拠点をハワイに移してモデル業を続けています。水中でも着られるウエディングドレスのブランドを立ち上げ、そのイメージモデルもやっています。
【プロフィール】
あゆかわ・なおみ/1982年生まれ、アメリカ・テキサス州出身。5歳の時に日本へ移住。現在はハワイのモデル事務所Lino Model Agencyに所属している
◆取材・構成:小野雅彦
※週刊ポスト2019年5月31日号