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洗濯ハカセが伝授、Tシャツの黄ばみ&襟元のよれ予防法

お気に入りのTシャツは、逆さに吊したり平置き干しを(イラスト/あさいかなえ)

 Tシャツ、靴下、タオルなど「よく使う衣類って何度も洗濯していると、傷んだりクサくなったりするのよね~」。そんなあなたに朗報! “洗濯ハカセ”直伝のワザを取り入れれば、洗い上がりの違いを実感できるハズ。毎日続けてお気に入りの衣類を長持ちさせましょう。

【教えてくれたのはこの人】
洗濯ハカセ・神崎健輔さん/家庭でも実践できるプロ級の洗濯法やシミ抜き術を発信する、洗濯のプロフェッショナル。宅配クリーニングサービス『Nexcy』を運営する『クラスタス』CTO兼、クリーニング店『白洋社』部長。

◆汚れに合った洗剤の使い方をすれば、より落ちる

 白いTシャツの脇や襟元にいつの間にかつく黄ばみや黒ずみ。きれいに落とせれば、より長く着ることができる。

「汚れの原因となる皮脂には、酸素系漂白剤だけでなく食器用洗剤、特にオレンジピールの入ったものを合わせて使うと、より高い効果が得られます。また皮脂は35℃くらいで溶けはじめるので、お湯を使うとより効果的です」(神崎さん・以下同)

【1】食器用洗剤を黒ずみに塗って、スポンジなどで擦りすぎないよう塗り込む。
※黄ばみの場合は、工程【2】のみでOK。

【2】洗面器などに35〜40℃のお湯を用意し、粉の酸素系漂白剤を溶かし、【1】を30分くらいつけ込む。ひどい汚れは一晩つけてから洗おう。

●黄ばみ予防法
食器用洗剤を黄ばみそうな脇や襟元に塗って、スポンジなどで擦りすぎないよう塗り込む。その後、洗濯機で洗う。

◆生地の性質を利用した裏ワザを試そう!

「綿素材は縮もうとする力が常に働いていますが、洗濯などでその力が衰えます。ですが、氷水のような冷たい水につけて布にショックを与えることで、本来の縮もうとする力を促進させることができます。素材の特性上、天然素材は元に戻る可能性が高く、化学繊維の入ったものは難しいといえます」

【1】Tシャツのよれた襟元や裾部分を、両端からジャバラに折ってまとめていく。

【2】洗面器に氷水を用意し、【1】でまとめた襟元や裾部分を入れ、30秒くらい中でゆらゆらと動かす。軽くしぼり、生地を引っ張らないように広げて干す。

●Tシャツの襟元のよれを防ぐ方法

 襟元から3cmくらいの、ひどい汚れのない部分をきつめに輪ゴムで巻く。ふだん通り洗濯機に入れて洗う。

◆濡れた状態で引っ張ると確実に伸びる

「綿のTシャツは、特に湿った状態で引っ張ると、非常に伸びやすい素材です。基本的なことですが、ハンガーにかける際は襟元からではなく裾から入れ、裾から外します。しわを伸ばすには決して引っ張らず、叩いて伸ばして、型くずれを防ぐようにしましょう」

 特にお気に入りのTシャツなら、ボトム用のハンガーに裾を挟んで逆さに吊るしたり、平置きして干すのがおすすめだ。これでハンガーによる型くずれを防ぐことができる。

※女性セブン2019年6月6日号

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