“開運!”“ご利益!”“ラッキーアイテム!”…。忙しく過ごしているとつい忘れがちだが、私たちは「幸せになりたい」と思って生きている。たとえ困難な状況があっても「明日は何かいいことがあるかも」と思えると、どこからか力が湧いてくるもの。それはきっと老若男女問わず。高齢者も同じはずだ。
一般家庭に風水を広め、主婦からも絶大な人気を誇るDr.コパこと小林祥晃さんも御年72才。細菌は長男・小林照弘氏との共著『終活風水』(主婦の友社)を出版するなど、シニアの域に入ってなお意気軒高なコパさんに、“高齢者の開運法”を伝授願った。
◆家の中のラッキーゾーンを金紫色でパワーアップ
「最近、高齢者介護や看護業界のかたがたとつながりができ、特に在宅介護の大変さもよく見聞きしています。でも、みんな幸せになりたいわけです。その点、家に居ながらにして幸せをつかむ風水は、介護を要する高齢者の家族にもぴったりです!」
そう断言するコパさん。相変わらず非常にパワフル&エネルギッシュだ。
「風水は環境学。もとは古代中国で生まれた学問で、宇宙や大地の気のエネルギーを知り、暮らしに上手に取り入れて自分の運気も上げようというもの。安全、快適に暮らすための知恵でもあります。
人が生きていく中で衣食住、人間関係など、環境と無縁ではいられません。これらにきちんと目を向け整えることが風水の基本です」
中でも“家”は日常生活の運気に大きく影響するという。
「日本人は特に家とのかかわりが深いですね。たとえ入院したり施設に入ったりしても、長年暮らした家の運気を背負っていきます。だから大切にしてほしいのです」
まずは、家の中の方位別に司る運気を紹介しよう。
●東…仕事、チャレンジ精神
●南…才能、人気、美しさ
●西…実り(金運)
●北…信頼、秘密、男女の愛
「さらにシニアにとって重要なのは●東北→家の中心→●南西の『鬼門ライン』。東北は表鬼門と呼ばれる神聖な方位。南西は裏鬼門で大地を表す方位。この鬼門ラインを意識して掃除し、整えておくと健康・財産・相続の運が上がりトラブルも回避。盛り塩をすればより清められます」
もう1つ知っておきたいのは「ラッキーゾーン」だ。