ペットの高齢化に伴い、がんや認知症になる犬猫も増えている。基本的にどんな病気に罹りやすいのか。「電話どうぶつ病院アニクリ24」の三宅亜希院長が解説する。
「基本的に雑種は病気になりにくく、純血種は特有の病気に気をつけてあげてください。犬の場合は、嘔吐や下痢の消化器疾患、皮膚病で通院することが多いです。12歳を過ぎると認知症が見られることも珍しくありません」
ペットに人気が高い代表的な犬種から、罹りやすい病気と治療法についてまとめた。
◆チワワ
【気をつけたい病気】水頭症(脳の中の脳室に脳脊髄液が過剰に溜まり、さまざまな脳障害を起こす)、膝蓋骨脱臼。
【主な兆候】発育不良。歩行異常。クルクルと同じ場所を旋回する。
【予防・治療】多くは先天性の奇形が原因。異常に気付いたら画像診断などの精密検査を。脳圧を下げる薬の服用、もしくは余分な脳脊髄液を腹腔へ流す手術を行なう。