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川崎襲撃男の自宅で応対した男性「彼はほとんど家にいない」

小学生が襲われるという卑劣な事件だった(AFP=時事)

小学生が襲われるという卑劣な事件だった(AFP=時事)

 5月28日朝、川崎市多摩区の登戸駅付近で起きた刺傷事件。現場から約1.3キロの位置にある「カリタス小学校」のスクールバスを待っていた小学生やその親などが襲われ、小学6年生の女児1人と30代男性の死亡が確認された。この2人を含め、子供たちなど19人が被害に遭ったという情報もある。

 両手に包丁を持って子供たちを襲った男は現場で確保されたが、自分の首のあたりを刺しており、搬送先の病院で死亡が確認された。

 確保されたのは、川崎市麻生区に住む51歳の岩崎隆一容疑者。神奈川県警が動機や背景の捜査を進めている中、本誌・週刊ポストが岩崎容疑者の自宅に電話すると、親族とみられる男性と接触することができた。記者が名乗った上で、容疑者の名前を告げて「そちらに(住んで)いるのか」と聞くと、「いるような、いないような」と回答した。以下、一問一答だ。

──そちらに警察から連絡などはありましたか。

「いま、おまわりさん来てるよ」

──そうでしたか。事件についてですが……。

「事件のことなんて何もわかりません」

──事件の前までも、岩崎容疑者は自宅にいたのでしょうか。

「ほとんどいないよ。いまはいない」

──一緒には暮らしていなかったんですか?

「暮らしているってものではないですね」

 このあと、岩崎容疑者の生活状況について尋ねたが、電話は切られた。岩崎容疑者が死亡した中で、事件の動機や背景にどこまで迫れるか。捜査はこれから本格化する。

◆取材/宇都宮直子(ジャーナリスト)

奥に「カリタス学園」のバスが見える(AFP=時事)

奥に「カリタス学園」のバスが見える(AFP=時事)

コンビニに助けを求めて駆け込んだ子供もいたという(AFP=時事)

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