宝くじに関する詐欺被害が後を絶たない。特に最近では、海外の宝くじにまつわる手口が目立つ。
その理由の1つとして、実際に海外の宝くじで数百億円の当せんが出ており、そのニュースが大きく報道されていることがあげられる。
例えば、新潟県で起きた事件では、80代男性に「60億円が当たったので手数料4000円を振り込め」という内容の郵便が送られてきた。幸いにも、振り込む寸前に銀行が気づいたため、被害は免れた。
また、大分県の事件では、20代女性の携帯電話に、「1億4000万円の当せん金を振り込むので保証金を払ってください」というメールが送られてきた。
女性は合計約52万5000円分の電子マネーを購入して、先方の言う“保証金”を支払ってしまい、全額だまし取られた。
なお、海外の宝くじは、実際に現地に行き、自分で購入する必要がある。日本国内から海外の宝くじを購入するのは違法なので、(刑法第187条に抵触)絶対に手を出してはいけない。買うこと自体も問題だが、詐欺の被害者になる可能性も高まってしまう。くれぐれもご注意を。
※女性セブン2019年6月13日号