GWの10連休に続いて、8月も最長9連休が待っている。10日(土曜)からの3連休(11日が山の日で、12日が振替休み)とお盆休み(13~15日)に、17、18日の土日を合わせると9連休が可能になる。この旅のチャンス再来に旅行会社はうれしい悲鳴を上げている。
「国内旅行はGW直後から前年を上回るペースで予約が入っています。海外旅行も、毎年人気のハワイやヨーロッパ方面を中心に、予約が前年を上回っています」(JTB・小幡梨紗さん)
でも、大丈夫。旅行ジャーナリストの村田和子さんは、「お盆前後に休みを取る会社も多いのですが、少しずらして休みを取れば、夏はGWより断然、予約が取りやすい」
と言う。その理由は「GWは休める日が決まっているため暦通りに動くが、夏休みは取れる期間を広範囲に設定している会社も多いため、日程が分散するから」だ。
「夏休みは“行き先”を条件に選ぶ人が多いのが特徴で、国内旅行のおすすめは、自然豊かで涼しい北海道。中・四国地方では、『瀬戸内国際芸術祭2019』が開催中(7月19日~8月25日)で、島旅の開放感とアートに触れる体験は、ひとり旅や女子旅にもいいですよ」(村田さん・以下同)
また、家族やグループでの旅には「一休.comや、HomeAwayのバケーションレンタルもおすすめ」だとも。
「民泊の一種ですが、家や別荘などを貸し切りで利用できるのが特徴。古民家やオーシャンビューなどの素敵な物件が多く、キッチンもあるので、住むように旅ができ、大人数なら価格もお得です」
海外旅行で村田さんが注目するのがハワイとフィジー。夏こそ行きたい定番人気&穴場のビーチリゾートだ。
「海外旅行の予約は2~3か月前がピーク。これからなら、キャンセル料発生のタイミングが狙い目です。ツアーで埋まらない便や予約の少ない日程が、お得なWEB限定プランとして売り出されることもあります。お盆のピークでも、ツアー価格が強気の設定すぎると、直前に掘り出し物が出ることもあるんです」
「行くなら今」の旅先も人気と言うのは、近畿日本ツーリストの川島啓嗣さん。
「令和改元の節目に、皇室とゆかりの深い伊勢神宮のある伊勢志摩への旅が好評です」
夏休みに狙い目の旅先と、行きたい場所へ行くための予約術を見ていこう!
【旅のプロが教える予約術】
今からでも間に合う予約のノウハウについて、旅行ジャーナリストの村田さんとJTBに聞きました!