インドで『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の撮影中に、ANZEN漫才のみやぞん(34才)が左足首を骨折したことが5月28日、日本テレビから発表された。ロケが行われたのは24日。みやぞんは、木の板をジャンプ台にして火の輪をくぐるという課題に挑戦し、着地の際に左足首をひねったという。約2か月の治療期間を要する重傷である。
日曜よる8時台の大人気番組であった『イッテQ!』。しかし、昨年11月に週刊文春がヤラセ疑惑を報じたことで、視聴者離れが進むことに。裏番組であるテレビ朝日系『ポツンと一軒家』に視聴率でも敗北するようになったのだ。
そういった中で『イッテQ!』では制作体制の立て直しとみられる動きもある。
「番組を立ち上げた名物プロデューサーが、6月1日に子会社に出向しました。ヤラセ騒動の責任を取ったそう。それでも、核となる総合演出のプロデューサーが中心になって、新企画を考え続けています」(日本テレビ関係者)
一部では、MCの内村光良(54才)が、企画会議で怒りを露わにしたと報じられた。
「怒ったというよりは、厳しい表情で臨んでいたという方が正しいですね。そういう行動を取ったのも、内村さんがこの番組に、責任と愛を感じているからでしょう。今後、自ら率先してロケに出て、安全かつ面白い企画に出演する予定です」(芸能関係者)
内村の胸の内にあるのは、トラブルなく番組を続け、もう一度番組に勢いを取り戻したい、という思いだけだろう。それは、これまで手に汗を握りながら数々のチャレンジを見つめてきた番組のファンも同じだ。
「視聴率こそ『ポツンと一軒家』に負けていますが、視聴世代はだいぶ異なります。日曜夜8時に小さい子供から大人までそろって楽しめる番組ではダントツ『イッテQ』が人気。『ポツンと~』はほぼ50代オーバーです。小学生からの“やめないで!”という声も多数届いています」(前出・日本テレビ関係者)
その思いは、今回、けがを負ったみやぞんら出演陣も同じはず。
「みやぞんさんもイモトアヤコさんも、この番組でブレークしたと言っても過言ではありません。恩のある番組を続けたい、盛り上げたいという気持ちを持っていますし、今回のことも、事故なので仕方ないと周囲に話しています。この番組に愛着と恩を感じている出演者はたくさんいます。多少、旗色が悪くなったからといって、遠ざかっていく人はいません」(テレビ局関係者)
ファンの期待に応えてほしい。
※女性セブン2019年6月20日号