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鳥越俊太郎氏と佐伯啓思氏が「安楽死」について考えた

鳥越俊太郎さんは4度のがん手術を経験している

 スイスで安楽死を遂げた初の日本人女性(当時50歳)に密着し、最期の瞬間まで映した衝撃の内容だったNHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』(6月2日放送)は、多くの視聴者の心を揺さぶった。NHKには放送翌日までに約300件もの感想が視聴者から寄せられたという。

 4度のがん手術を経験した鳥越俊太郎氏(79)は、妻と釘付けになって観たそうだ。

「安楽死を選んだ女性は、言葉に少し障害が出ていましたが、顔もふっくらとして、にこやかで元気そうで、安楽死するにはまだ早いんじゃないのと思いました。頭もしっかりしていて、言葉での意思表示もできて、それで死を選ぶというのは、正直なところビックリした。すごい女性だなと。

 最期の場面で、女性は死の間際も苦しむことなく、2人のお姉さんに見守られながら『幸せだった』と言い残し、スーッと眠るように亡くなった。亡くなるまで30秒くらいで、ああ、こういう最期はいいなあと思いましたね。私ももう79歳で、そんなに長くはありませんからね。一緒に見ていた女房に『俺もこうやって死にたい』と言ったら、何も言わず黙っていました」

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