「お父さん、地元でも有名人ですよ。お菓子のCMに出たり本当に面白いかた。優ちゃんが活躍し始めて表舞台には出ないようになったけど、本当にエネルギッシュ」――そう語るのは蒼井優(33才)の実家近所の住民だ。
蒼井と南海キャンディーズ・山里亮太(42才)の結婚会見で注目を集めたのは蒼井の父。理由は「結婚の挨拶」エピソードだった。
「結婚を許してください」と頭を下げる山里に涙ぐみながら「こちらこそありがとう」と返答したという父。しかしその後、「いくつかパターンを用意しているから全部やらせて」と言い出し、「どこの馬の骨かわからんヤツに、娘はやれん!」というバージョンや「きみにお父さんと言われる筋合いはない」といったパターンまで演じ切ったという。
「蒼井さんのお父さんのエピソード紹介に会見会場は爆笑の渦でした。お父さんが殴ろうとしてお母さんや蒼井さんが止めに入る“寸劇”まですべてこなしたというんですから、なかなかなお父さんですよね(笑い)」(芸能関係者)
福岡・博多駅から車で10分ほど、繁華街へのアクセスはいいが落ち着いた住宅街に蒼井の実家である大型マンションがある。蒼井は地元の小学校を卒業後、福岡でも超難関といわれる中高一貫の女子校に中学受験で合格。セーラー服で通学する姿を覚えている人も多いようだ。
「優ちゃんが小学校に通っていた頃、お父さんはPTA会長をやっていたんですよ。今でも町内会活動やマンションの自治会活動をとても熱心にやってくれている。人柄がよくて人望も厚い。マンションでひとり暮らしをされていますが、寂しいそぶりはまったくナシ。会見で話されていた通り、茶目っ気があるお父さんですよ」(別の近隣住民)
蒼井は芸能界を目指すために高等部には進学せず、上京を決めた。
「名門校を退学するわけですから一大決心でしょう。でも、ご両親は優ちゃんを女優にすることを生きがいに感じていた。決めたからには頑張れと送り出したそうです。1才年上のお兄ちゃんがいたので、お父さんはこっちに残り、お母さんが優ちゃんに付き添って東京暮らしを始めました。
お母さんも元CAでスラリとした美人。やりたいこともあったのか、優ちゃんがひとり立ちした現在も東京でひとり暮らしをしているそう。夫婦仲は“今でも手をつないで歩くくらい仲よし”のようですね。お互いを尊重した自由なご夫婦ですから、優ちゃんもそんなところを受け継いでいるのかも」(前出・近所の住民)