有村架純・有村藍里など、芸能界の美人姉妹が話題にのぼることが多い今日この頃。有名人姉妹を見ると、妹が超大物と結婚しているケースが目立つ。女優の倍賞美津子とアントニオ猪木(後に離婚)、松田美由紀と松田優作、元TBSアナウンサーの福島弓子とイチロー、レスリングの山本聖子とダルビッシュ有といった具合だ。ちなみに松田の姉は熊谷真実、福島の姉は福島敦子、山本の姉は山本美憂である。
「一般的に、親から厳しいしつけを受ける姉は几帳面でしっかりしているのに対して、縛りの緩い妹は自由で他人にも大らかな性格になりやすい。そのため、スポーツの超一流選手のように自分なりの哲学を持っている人には、妹の方が合うのかもしれません」(社会心理学者で国際基督教大学教養学部元教授の磯崎三喜年氏)
実は彼女たち、いずれも末っ子でもある。
「兄弟の末っ子、特に女の子は家族みんなに可愛がられる。そのため、甘え上手になるし、愛情表現にも長けています。また、一番上でも一人っ子でもないため、恋愛や結婚に比較的自由がある。モテる要素を持っているのでしょう」(磯崎氏)
いわば“妹力”が、結婚という舞台で大きな力を発揮するというわけである。伊調馨、浅田真央、大坂なおみ……超一流アスリートの今後も楽しみだ。
※週刊ポスト2019年6月21日号