伝説の歌姫が40年ぶりに帰ってくる。山口百恵さん(60)が7月末に、「三浦百惠」名義で自著を発売することが発表された。タイトルは『時間の花束 Bouquet du temps』(日本ヴォーグ社)。
「百恵さん自作のキルト作品が70点あまり収録されており、それぞれの作品解説や、製作時の気持ち、家族や友人への思いが綴られています。制作風景など、数点ですが、ご本人の近影も掲載されます」(日本ヴォーグ社出版営業部)
1980年に三浦友和(67)と結婚し、芸能界を退いて以降、一度もメディアに登場することのなかった彼女が、なぜいま自著を出版しようと思ったのか。
「子供が独立して、自分の時間が持てるようになったことが大きかったようです。長男の三浦祐太朗さん(35)、次男の三浦貴大さん(33)はそれぞれ順調に芸能活動をされていますし、夫の友和さんも最近は趣味の陶芸に熱を入れていて、姉のいる八ヶ岳のアトリエで作品作りに精を出しているといいます。
百恵さんは30年ほど前からキルト制作に励んでおりますし、『一人の時間』が増えたこのタイミングで、ひとつの集大成として作品集を出すことを決めたようです」(三浦夫婦を知る芸能関係者)
10月3日からは、池袋サンシャインシティで開催される「東京キルト&スティッチショー」内で、百恵さんの出版記念作品展が開催されることも決定している。
「最近の百恵さんは、ピラティスやジムにも精力的に通っており、体力作りに余念ないそうです」(同前)
自著出版を機に、再び表舞台に立つのでは──奇跡の「プレイバックpart2」を願う期待の声が、日増しに高まっている。
※週刊ポスト2019年6月28日号