山里亮太と蒼井優の結婚会見が世間をアッと驚かせたが、昨今の結婚発表といえば、アンジャッシュの渡部建と佐々木希、妻夫木聡とマイコを始め、SNSやFAXで済ますことが主流になっている。芸能レポーターの石川敏男氏がその理由をこう語る。
「昔は会見をしなければ、ワイドショーが2人を追いかけ回したので開かざるをえなかった。昨今は本人がSNSなどで発表したら、テレビ局もそれ以上は追わない。でも、今回のように会見を開いたほうがイメージもよくなるし、話題にもなるので、タレントとしてのメリットも大きいといえます」
山里と蒼井の会見に集まった報道陣は約300人で、山口百恵と三浦友和の婚約会見とほぼ同数。過去最多は1992年11月の貴花田と宮沢りえ(翌年1月に婚約破棄)の約600人。昭和のビッグカップルである神田正輝と松田聖子は約420人、郷ひろみと二谷友里恵は約350人が集まった。残念ながらこの3組は破局を迎えているが、長続きの秘訣はあるのか。
「互いに尊敬する気持ちがあるかどうかです。夫の側に女性問題が発覚しても、夫を尊敬している妻なら別れたりしないもの。今回の蒼井優も山里亮太を尊敬していると言っていたので、その点は大丈夫だと思います」(石川氏)
何はともあれ人生は長い。2人の末永い幸せを切に祈りたい。
■取材・文/岡野誠
※週刊ポスト2019年6月28日号