TBSの安住紳一郎アナ(45才)が、先輩アナを差し置いて“異例の出世”をしていたことが明らかになった。
6月から7月にかけてはテレビ局にとって人事異動の季節。今年は人気アナウンサーの人事に大きな動きがあった。
日本テレビでは6月1日付で、桝太一アナ(37才)がアナウンス部副主任から主任へ、水卜麻美アナ(32才)が平社員から副主任へと昇進。年齢からするとかなりの“スピード出世”だった。
さらに驚きの人事があったのはTBSの安住紳一郎アナ(45才)だ。安住アナはこれまで、アナウンスセンター・エキスパート職という肩書で「部次長待遇」だったが、7月1日付で「局次長待遇」に昇格する。ちなみに次長とは、部門の責任者に次ぐ“ナンバー2”の役職のことだ。TBS関係者が語る。
「TBSの場合、組織図として『部』の上に『局』がくる。簡単にいえば部長より局長の方が上ということ。今回の人事では、安住アナより入社年次が4年上の初田啓介アナ(48才)や1年上の土井敏之アナ(48才)は、同じエキスパート職の“部次長待遇”から“部長待遇”に昇進しますが、安住アナは『部』を飛び越えて『局』のナンバー2になるわけです。いわば“二階級特進”であり、極めて異例。先輩アナを抜いて出世する形になった」
この人事には、TBSが夜のニュース番組『NEWS23』のメインキャスターに、今年3月にテレビ朝日を退社したばかりの小川彩佳アナ(34才)を抜擢したことも影響しているという。
「『NEWS23』はTBSの看板報道番組。そこにテレ朝から小川アナを引っ張ってきたことで、TBSの局アナたちは“自分たちは軽んじられているの?”と疑心暗鬼になりました。安住アナも上層部に対し、かなり不満を募らせていたようです。
TBSは近年、安東弘樹アナ(51才)や吉田明世アナ(31才)、宇垣美里アナ(28才)などといった人気アナの退社が相次いでいる。この上さらに絶対的エースの安住アナまで退社なんてことになったら局としては大打撃。今回の二階級特進には、安住アナの独立を防ぐと共に、“ちゃんと局アナのことも尊重しています”というメッセージも込められているのでしょう」(前出・TBS関係者)
この人事の狙いについてTBSは「人事発令に関してお話できることはありません」(広報部)と回答するのみだった。“昇進”というニンジンで“局の顔”を守れるか。
※女性セブン2019年7月4日号