公開から2か月以上経ってもなお、“リピーター”も多く、いまだランキングは上位の劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』。興行収入は89億8700万円を突破し、シリーズ最高となる91億8000万円を記録した前作『ゼロの執行人』も射程圏内。それどころか100億円も見えてきた。6月20日発売の女性セブンは週刊少年サンデーとコラボし、「目指せ100億円!」応援企画として、女性セブン表紙風のポストカードが特別付録となっている。
今作は劇場版23作目にして初めて海外が舞台。シンガポールでコナンとライバルの怪盗キッドが、世界最大のブルーサファイア「紺青の拳」をめぐる殺人事件に巻き込まれていくのだが、2人同様、大きな注目を集めているのが、劇場版シリーズ初出演となる京極真。400戦無敗というけた外れの強さを持つ空手家の京極だが、恋に対しては奥手。恋人の園子との“もどかしい恋”には多くのファンがヤキモキしたことだろう。
コナン、キッド、京極という“イケメン三つ巴バトル”は社会現象となり、5月末から始まった「根性の応援上映」では、コスプレしたファンがうちわやペンライトを片手に「真さ~ん!」「キッドさま~」「ヒューヒュー」と声を振り絞り、登場人物たちに愛のエールを送り、大台突破を後押ししている。