立場上、自由に海外留学したり、英会話スクールに通うこともできない皇族方だが、それでも流ちょうに英語を操っている。皇室に受け継がれる外国語の学習法とは、どんなものなのか。
秋篠宮家では紀子妃が悠仁親王を熱心に指導しているという。
「紀子さまはアメリカで幼少期を過ごしており、ドイツ語や中国語にも精通している。悠仁さまも夏にはブータン王国を訪問されるし、将来、多くの公務を担う。それに向け、家庭でも勉学に励まれているようです。紀子さまは、悠仁さまがNHKの番組を観る際、英語の副音声を聴くことを勧めている」(皇室記者)
秋篠宮家が英語教育に力を入れているのは、その進学先からも分かる。眞子内親王、佳子内親王ともに卒業したのは国際基督教大学(ICU)。ほぼすべての授業が英語で行なわれることで知られるが、佳子内親王は入学当初、そのレベルの高さに苦労したようだ。
「ICUは英語力によって4つのレベルのクラスに分けられるのですが、佳子さまは入学当初、下から2番目のクラスに割り振られた。ですが、授業の空き時間に大学の図書館に通って予習・復習を繰り返し、英語力は飛躍的に上がった。
昨年9月には、国際情報五輪の開会式で英語でスピーチされるまでになった。英国の名門リーズ大学への留学もステップアップのきっかけになったようです」(別の皇室記者)
※週刊ポスト2019年6月28日号