梅雨の晴れ間となり、東京に暑さが戻った6月13日。六本木のクラブには、有名俳優たちが次々と集まっていた。井ノ原快彦(43才)、寺尾聰(72才)、吹越満(54才)、羽田美智子(50才)、原沙知絵(41才)──人気ドラマ『特捜9 season2』(テレビ朝日系)の出演者たちだ。
『特捜9』は、警視庁捜査一課特別捜査班の刑事たちが難事件の解決に挑む刑事ドラマ。もともとは2006年に『警視庁捜査一課9係』として始まったが、主演の渡瀬恒彦さん(享年72)が2017年に急逝したことを受け、井ノ原が主演を引き継いでリニューアルした後継作。昨年に続き、シリーズ2作目の放送となる。
『9係』は10年以上続いた人気シリーズだが、『特捜9』もシーズン1は全話平均で視聴率14%を記録。シーズン2も第1話で15.2%を獲得し、今クールのドラマ視聴率で1位を争うほど絶好調だ。
井ノ原演じる特別捜査班主任・浅輪直樹を中心に、個性派ぞろいの刑事たちが協力して事件を解決に導く本作。その人気ドラマの打ち上げとなれば、俳優たちがドラマさながらの結束力で盛り上がり…と思いきや、打ち上げに現れなかった主要キャストがいる。特別捜査班の刑事・村瀬健吾役の津田寛治(53才)だ。
「このドラマは渡瀬さん時代から、出演者もスタッフも団結していて打ち上げを休む人はほとんどいませんでした。津田さんは“スケジュールが合わないため”欠席となりましたが、一部スタッフの間では“あの様子では来ないのも無理はない”と囁かれていました。今回、一部の出演者の間でフラストレーションがたまっていた。撮影現場でも不穏な空気が流れることも度々ありました」(番組関係者)
不協和音が鳴り響いたきっかけは、スタッフ人事をめぐるものだったという。