「たまたま披露する機会がなかっただけで、桑田さんをはじめサザンのメンバーには、“封印”という意識はなかったそうです。今回、ツアーのトリにもってきた理由は、同曲がサポートメンバーや裏方スタッフへの感謝を歌ったものだから。40年の節目に、改めてこれまでサザンに携わってくれた多くの人に感謝を伝えたかったようです」
この10年は、ソロ活動の重視や5年間に及ぶ活動休止などもあり、サザンというバンドとしての露出は少なかった。
「昨年末に紅白歌合戦に35年ぶりに出演し、今回のメモリアルツアーを経て、“サザンとしての活動”を充実させていく考えだそうです。新曲やアルバムのリリースはもちろん、サザンゆかりの地である神奈川・茅ヶ崎でのイベントといったプランも浮上している」(同前)
※週刊ポスト2019年7月5日号