異例の大出世を遂げることが明らかになったTBSの安住紳一郎アナ(45歳)。これまで安住アナは“アナウンスセンター・エキスパート職”という肩書で「部次長待遇」だったが、7月1日付で「局次長待遇」に昇格する。TBSにおいて「次長」とは、部門のNo.2のポジション。先輩アナ数人をごぼう抜きしての昇進となる。
今回の安住アナの昇進について、女性セブン2019年7月4日号では「安住アナの独立を防ぐと共に、“ちゃんと局アナのことも尊重しています”というメッセージも込められているのでしょう」とのTBS関係者のコメントが紹介されている。
TBSにとって重要な存在であるからこそ、安住アナに重要なポストを用意し、フリーになることを阻止している、ということのようだ。
40代でフリーに転身する男性局アナは少なくない。たとえば、羽鳥慎一アナが日本テレビを退社したのはちょうど40歳になった直後のこと。宮根誠司アナは40歳のときに大阪の朝日放送を退社し、大阪を拠点としたフリーアナとして活躍した後に、全国区となった。元日本テレビの徳光和夫アナも40代後半で退社している。
アナウンサーのフリー転身時期について、芸能情報に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう説明する。
「フリーになる時期にはいくつかパターンがあります。若くして人気を獲得したアナウンサーであれば、キャリアアップを求めて早い段階でフリーとなることも多いですね。これは女性アナなどに多いパターンです。
その一方で、社内である程度出世してからフリーとなるパターンも少なくありません。出世していわゆる“管理職”になると、デスクワークが増えて、現場でのアナウンサーとしての仕事は減少傾向になります。そうなると、“もっとアナウンサーとして仕事をしたい”という思いで、フリーになるアナウンサーも多い。同様にアナウンサーではない部署に異動になったことをきっかけに、フリーアナに転身するということも多いですね」
今回、安住アナは出世し、立場的には管理職となるはず。そうなると、独立を阻止するどころか、促してしまう可能性はないのだろうか…。
「TBSとしても、安住アナに対しては、あくまでもアナウンサーとして高く評価しているわけであり、管理職的役割を求めているわけではないでしょう。出世するといっても、安住アナが現場から離れるようなことはないと思います。むしろ、立場が偉くなったことで、今まで以上に自由に仕事ができる環境を手にするのではないでしょうか」(大塚氏)
ちなみに、ネット上では、「安住がフリーになったら無双だろうな」「紅白の司会も余裕で務まる」など、もしも安住アナがフリーになったら、確実に大活躍するであろうとの意見も。TBSの思惑はさておき、世間的には安住アナのフリー転身を期待する声も多そうだ。