詐欺グループが主催するパーティーでの「闇営業」問題により謹慎処分となった、雨上がり決死隊・宮迫博之(49才)。そんな彼の長男が、お笑い芸人として歩み始めていることがわかった――。
「今日はこの車で行こうか」「すっごーい、ベビーカー!」「そんなわけねぇダロ! オマエ!」。
軽快なツッコミに客席は揺れる。6月中旬の週末、東京郊外にある小さなカフェバーの舞台で、若手お笑いコンビがライブを行っていた。30~50人ほどの客席はしっかり埋まっている。
「彼らは大学のお笑いサークルに所属していて、高校時代からマニアの間で名の知れたコンビです。勢いがありますし、今はいろいろな舞台で修業中ですが、メジャーデビューも近いと思います。ただ、ツッコミの彼の父親が有名芸人ということもあって扱いが難しいところはある。本人は親の七光りは嫌だとひた隠しにしているんですが、風貌も似ているんですよ。公にしたらもっとウケると思うんですが(笑い)」(芸能事務所関係者)
その日、小気味よくツッコミを入れていたのは、とあるお笑いコンビの陸くん(18才)だ。彼こそ宮迫の実の息子である。
6月24日、吉本興業は宮迫やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47才)、レイザーラモンHG(43才)ら、「闇営業」にかかわった芸人11人を「当面の間、活動を停止し、謹慎処分とする」ことを発表した。
彼らは2014年12月末、所属事務所を通さずに都内のホテルで開かれたパーティーに出席。それが、後に逮捕される詐欺グループ主催のものだったことが報じられ、大問題になった。
なかでも宮迫が自身のヒット曲を熱唱して会場を盛り上げ、司会を務める『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に詐欺グループの主犯格とその妻を「招待します」とまで話していたことが動画と共に報じられると、世間の風当たりは一気に強まった。
仲介役でパーティーの司会を務めたカラテカの入江慎也(42才)は契約解除になったが、宮迫らほかの参加者は「反社会的勢力とは知らなかった」「金銭は受け取っていない」などと釈明し、厳重注意にとどまっていた。しかしその後、吉本興業の聞き取り調査により、金銭の授受を本人たちが認めたことから処分が下された。
「事務所は“当面の間”と表現していますが、事実上の無期限謹慎です。予定されていたイベントなどはすべてキャンセルになるし、レギュラー番組の降板も検討されるでしょう。特に冠番組を持つ宮迫さんはダメージが大きい。多額の損害賠償が発生するのは間違いありません」(芸能関係者)
所属事務所、芸人本人にとっても大きな代償を払う結果となった。そして、こんな声も。