ライフ

そうめんをおいしくゆでるコツ 差し水、氷と盛り付けはNG

梅干しinで美味しさUP!(撮影/小澤晶子)

 食欲が減退する夏に食べたいのが「そうめん」。そこで、そうめんをおいしく茹でるコツを小麦粉研究の第一人者・山田昌治さんに伝授してもらった。

【プロフィール】
工学博士・山田昌治さん/工学院大学先進工学部応用化学科教授。日清製粉(株)勤務を経て現職。メディア出演多数。7月16日には新著『麺の科学』(講談社)が発売予定。

●山田流 そうめんをおいしくゆでるコツ

【1】1リットルの水に重曹大さじ1か梅干し1個を投入
 大きな鍋に、1束につき1リットルの水を入れ、重曹大さじ1か、梅干しをほぐさずに1個入れてから、火をつける。

【2】沸騰した湯にパラパラとそうめんを入れる
 沸騰したら湯の中に、くっつかないようにほぐしながら、そうめんをパラパラと落とし入れる。

【3】中火~強火で麺を対流させる
 はしで麺を混ぜずに、中火~強火で沸騰した状態をキープする。グツグツさせて、麺を対流させるのがコツ。

【4】素早くもみ洗い
 袋の表示どおりの時間ゆでたら、素早く冷水にとり、しっかりともみ洗い。表面についたでんぷんのぬめりと余分な塩分をしっかり落とす。

●梅干しでコシが増す
「梅干しの酸によってでんぶんが溶け出にくくなるため、コシが強い麺にゆで上がります。そのため、ゆで湯は透明です」(山田さん・以下同)

●重曹で歯ごたえUP
「重曹でアルカリ性になった湯でゆでると、たんぱく質に含まれるアミノ酸に化学反応が起き、歯ごたえがよくなります」

●あるある3大NG

【1】『差し水をする』
 差し水をすると一気に湯温が下がり、十分にそうめんに火が入りません。そのため、のびて歯ごたえのないぐずぐずした食感に。

【2】『はしで混ぜる』
 はしなどで混ぜると、麺を傷つけることがあります。はしで混ぜずに対流にまかせるのが、おいしくゆでるポイント。

【3】『氷を入れて盛り付ける』
 ゆで上がったそうめんはすぐに水を吸うので、水や氷とともに器に盛るのはNG。よく水をきって、皿やざるに盛り付けて。

※女性セブン2019年7月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新田恵利(左)と渡辺美奈代があの頃の思い出を振り返る
新田恵利×渡辺美奈代「おニャン子クラブ40周年」記念対談 新田「文化祭と体育祭を混ぜたような感覚でひたすら楽しかった」、渡辺「ツアーも修学旅行みたいなノリ」
週刊ポスト
放送時間を拡大しているフジテレビの『めざましテレビ』(番組公式HPより)
日テレ『ZIP!』とフジ『めざまし』、朝の“8時またぎ”をめぐるバトルがスタート!早くも見えた戦略の違い
NEWSポストセブン
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
公的年金は「社会的扶養」「国民の共同連帯」「所得再分配機能」(写真提供/イメージマート)
《まるで借りパク》政府の基礎年金(国民年金)の底上げ案 財源として厚生年金を流用するのは「目的外使用」ではないのか、受給額が年間8万円以上減額も
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン