「早起きは三文の徳」と言われるが、今の季節は夜明けも早く、朝の冷え込みもそれほどないため、早起き習慣をつけるにはうってつけ。特に、朝時間は勉強がはかどるとされ、ぜひとも効果的に生かしたいところだ。偏差値30から早朝勉強でケンブリッジ大学への進学まで果たした塚本亮さんが必勝法を伝授する。
【プロフィール】
◆ジーエルアカデミア代表・塚本亮さん/早朝勉強に目覚め、有名難関大学に合格。著書に『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(すばる舎)ほか。
「脳科学的にも、寝ている間に脳内は整理整頓されるとわかっています。つまり、1日荒らされたグラウンドが、朝にはきれいに整備されている状態です。夜は脳が疲れているため、本を読んでも頭に入りにくいのですが、朝なら、入ってきやすいんです」と塚本亮さん(以下同)。しかも朝から勉強したことで達成感も得られ、1日をポジティブに過ごせる。
「朝の5分は夜の1時間にも匹敵します。夜型だと思い込んでいる人も、やってみると意外とできますよ」
◆集中力の必要な勉強もスイスイ理解できる
朝の勉強は効果が上がりやすいが、英単語などの記憶ものは昼間のコマ切れの時間でOK。
「読書や、テキストを読んで理解するなど、読み込む集中力が必要なものこそ朝におすすめです」
◆時間を決めて密度の濃い内容に
集中力が高い朝だからこそ、だらだらやらずに、短時間で密度の濃い時間にしたい。勉強の前に「今日は30分でここまで」と無理のない目標を決め、達成することでその日1日をポジティブに過ごせる。
◆短期的に目標を決めると効果アップ!
毎朝の勉強は、「2週間でこのテキストを終わらせる」など具体的な目標をハッキリさせて。早起きに飽きてきたら、好きなパンを前日から用意するなど、早起きにつながる楽しみ作りを。
撮影/平林直己
※女性セブン2019年7月11日号