ライフ

ストレス感じやすい猫は31.8%、そのサインを見逃さぬ方法

猫にストレスを感じさせる飼い主がやりがちなNG行動とは?(写真/Getty Images)

 猫にとっても現代はストレス社会のようで、近年、ストレスが原因で体調を崩す猫が増えているのだそう。

 そのため、ストレスによる体への影響について、積極的に研究が行われている。ここでは猫が出すストレスサインや対処法について紹介する

 猫はストレスを感じると、次のような反応や行動を見せるという。

・回避(目をそらす、体をよける、逃げるなど)
・反発(威嚇する、攻撃する、飛びつく、噛むなど)
・抑制(じっとして動かない、見張る、身を隠すなど)
・緩和(鳴く、においつけをするなど)

「これらの反応や行動が一時的なら、猫はストレスに対処できていることになります。しかし、持続的に続く、程度が強い、頻繁に見られるなどの場合は、ストレス度合いが強いので、なるべく早く対応してあげましょう」(藤井さん・以下同)

 ストレスが影響して発症する病気として有名なのが「特発性膀胱炎」だ。これといった身体的な原因、例えば、感染症や尿石症などがないのに、血尿が出る病気だ。

 ほかにも、嘔吐、下痢、食欲不振などの消化器症状や、過度にグルーミングをして脱毛したり、皮膚がただれるなどの症状を引き起こすこともある。

 猫のストレスを解消するためには、ストレスの原因を取り除く必要がある。

「同居猫との相性が悪い場合は、部屋を分けたり、トイレ、餌、水などを同じ場所に置かずに、猫の数+1個ずつを用意し、離して設置する。さらに、猫が嫌がる音やにおいなどの刺激は控えましょう」

 人間が猫を理解することも大切だ。スキンシップが好きな猫もいれば、苦手な猫もいる。その猫に合った接し方をし、干渉しすぎないようにしたい。

 ストレスは百害あって一利なし。愛猫のストレスサインを見逃さないよう注意しよう。

◆飼い主がやりがちなNG行動チェックリスト
□猫の近くで掃除機をかける
□香りの強い芳香剤や香水、柔軟剤を使う
□猫のトイレの掃除を怠る
□猫が落ち着かない場所にトイレを設置する
□相性が悪い猫(または犬)と一緒に飼う
□頻繁に部屋の模様替えをする
□客をよく招く

※女性セブン2019年7月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン