朝食を食べないと一日の集中力が下がり、仕事や勉強の能率が落ち、疲れやすくなる──そうした朝食の重要性は、年齢にかかわらずすでに常識となっている。
とはいえ、ただ「何か」を口に放り込めばいいというわけではない。工藤内科副院長の工藤孝文医師(総合内科)は、「朝に食べるからこそ効果が大きい食材」として、意識的に特定のメニューを朝食に取り入れていた。
●工藤医師の朝食メニュー
・白ご飯
・味噌汁
・小松菜のおひたし
・納豆
・ホットトマトジュース
工藤医師は、忙しい朝に「トマトジュース」を飲んでいる。
「トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、ブドウ糖と果糖の両方が含まれるので、朝に摂取することで脳を活性化する。リコピンは、朝に取り入れるほうが摂取効率が良いという研究結果も出ています」