優雅でお得だと人気が高まりつつある高速バス旅。中高年の夫婦におすすめなのが、自然景観や歴史、文化などを感じられるコース。たとえば東京発なら、以下のコースはどうだろう。
【モデルコース】
【1日目】新宿7:05→(高速バス)→12:35高山。櫻山八幡宮、古い町並みを散策15:40→(路線バス)→16:50福地温泉→「囲炉裏の宿」など渋い旅館が並ぶ温泉街で宿泊
【2日目】福地温泉8:50→(路線バス)→9:15新穂高ロープウェイ13:46→(路線バス)→14:59飛騨大鍾乳洞17:08→(路線バス)→17:38平湯温泉17:50→(特急バス)→19:15松本で宿泊
【3日目】松本で国宝松本城、旧開智学校などを観光。松本15:20→(高速バス)→18:38新宿
【費用】「三っ星アルプス新宿きっぷ」1万7800円を利用。上記コースの往復高速バス、現地での路線バス、特急バス、ロープウェイの運賃が含まれる。櫻山八幡宮・屋台会館、鍾乳洞、松本城、旧開智学校などは、同きっぷを見せると割引料金となる(※宿泊費は別途)
近代学校建築として国宝指定される見込みの「旧開智学校」や、同じく国宝の「松本城」といった歴史や文化に触れられるほか、風光明媚な奥飛騨の自然に囲まれた温泉でのひとときを堪能できる内容となっている。高速バスマーケティング研究所代表・成定竜一氏が語る。
「東京からであれば、路線バスやロープウェイがセットになった割安で旅の自由度の高い『三っ星アルプス新宿きっぷ』『三っ星ルート新宿きっぷ』等の利用がおすすめです。個人旅行であれば個性的な秘湯宿を選ぶことができるので、単なるツアーでは訪れることのできない、ひと味違う旅の醍醐味を楽しめます」
※週刊ポスト2019年7月12日号