プロ野球のシーズンも折り返し地点。後半戦へ向けて、決して安泰なチームなどない。巨人では、シーズン序盤絶好調だった坂本勇人(30)が交流戦で打率.183と大ブレーキ。2日の中日戦で23号ソロを放って本塁打ランキングのトップに立ったが、持病の腰痛への不安は消えない。
「少々の不調やケガ程度なら跳ね返し、期待にバットで応えてくれていましたが、坂本も30代。シーズン終盤の長期離脱などアクシデントの可能性を考えれば、“代役”の補強は急務です」(スポーツ紙記者)
そこで浮上するのが、7月末に期限が迫る中でのトレードによる新戦力補強だ。坂本の不在をカバーする選手は誰か。
「吉川尚輝(24)がショートを守れますが、こちらも腰痛で離脱中。適任なのは、ソフトバンクの牧原大成(26)でしょう。昨年リードオフマンとして覚醒し、規定打席未到達ながら打率.317。ですが、今季はベンチを温めることが増えている。初球スイング率が5割超えという超攻撃的なバッティングは、坂本の代役となり得る」(同前)
※週刊ポスト2019年7月19・26日号