2014年から仙台観光アンバサダーを務めるフィギュアスケートの羽生結弦選手(24才)。だが、その思いを踏みにじる輩がいる。
羽生選手が、仙台市が制作した無料観光ガイドブック『仙台巡り』に登場すると、冊子を求めて全国からファンが殺到。6月29日から今月14日まで、市内の商業施設や宿泊施設で10万部が配布されたが、予定配布数はすぐに終了した。
しかし、その品薄になった隙にオークションサイトで平均約2~3000円で転売されていることが発覚。郡和子仙台市長(62)が「羽生さん自身も非常にショックを受けている」と、転売中止を呼びかける事態にまで発展したのだ。
このガイドブックのなかでは、羽生選手が仙台の観光スポットを紹介したり、故郷への変わらぬ思いを語ったりしている。
「時にはゆっくり散策を楽しみたい」という羽生選手が、四季折々の美しさを感じる場所として挙げたのは伊達政宗公の霊屋「瑞鳳殿」。国民栄誉賞授与式の袴の秘話も掲載されている。
さらに、「ぼくが仙台のリンクで滑っていた小さな頃からずっと撮り続けてくれている」という、カメラマンの能登直氏が撮影したナチュラルな羽生選手も見られる。
そんなガイドブックだが、入手できなかった人のために公式サイトでも公開予定とのことだ。
※女性セブン2019年8月1日号