開催まで約1年となった東京五輪だが、その会場建設では、検査データ改ざんや施工業者の破綻、五輪終了後の経営難など、多くの問題を抱えている。今回、その現場を空から撮影した。数ある施設の中から11か所を紹介しよう。
■選手村(中央区)
敷地内にはカフェなど各種店舗が入った「ビレッジプラザ」が建設予定。全21棟の住宅棟は内装工事中で、12月の完成を目指す。
■有明テニスの森(江東区)
大会中のテニス競技メイン会場となる有明コロシアムをはじめ、屋外コート、公園内の施設を改修中。全体の完成は来年3月を予定。
■有明アーバンスポーツパーク(江東区)
有明テニスの森近くに、常設ではなく仮設。追加種目のスケートボードほか自転車BMXなど都市型競技の会場となる。
■カヌー・スラロームセンター(江戸川区)
競技コース部分は5月末に完成し、選手控室となる管理棟を建設中。人工的に水流を作ることができる国内初の施設で長さ約200メートル。