国内

京アニ放火犯、下着泥棒やコンビニ強盗から放火に至るまで

小学校6年生の青葉。この頃は友達を家に招いたり、外でも遊ぶ活発な子供だったという

 34人が亡くなった京都アニメーション放火事件。火を放ったのは青葉真司容疑者、年齢は41才。事件現場からは数百kmも離れた茨城県常総市で、3人きょうだいの次男として生まれ育った。

 ハンサムでモテたという青葉の父親は、金にも女性関係にもだらしなく、子供たちのことは放ったらかし。勉強もさせていなかったという。小学生の頃は周囲から“普通の子”と思われていたという青葉。しかし、中学2年生のときに引っ越すこととなる。原因は、父親の私生活。家賃滞納で追い出されたという。

 転校した中学校で青葉はなじめず、不登校になったという。卒業アルバムの集合写真では、欠席者扱いされている。

 定時制高校を経て就職した青葉はひとり暮らしを始めた。埼玉県の非常勤職員、新聞配達やコンビニの店員などの職に就くが、どれも長続きしない。この頃の彼からは、かつての“普通の子”の面影は消えていたと考えられる。

 2006年、第1の事件を起こす。

「下着泥棒です。実はこの頃、青葉の父親が亡くなっています。住んでいた部屋を出るに当たっては、ずっと離れて暮らしていた母親が滞納していた家賃を支払ったそうです」(社会部記者)

 その後一時期、生まれ故郷近くに舞い戻る。

「ハローワークからの紹介で仕事をする条件でアパートに住んでいましたが、近隣トラブルは絶えなかった。主に騒音です。ゲーム音楽のような曲を大音量で流してわめいたり、壁を何度もこぶしで殴っているような音がするとか。夜中に目覚まし時計をセットして1時間近く鳴らしていたこともあった」(管理人)

 ここで暮らしていた2012年、青葉は第2の事件を起こす。コンビニ強盗だ。前出の管理人は自宅の現場検証に立ち会った際、衝撃を受けたという。

関連記事

トピックス

フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
新年度も順調に仕事を増やし続けている森香澄
《各方面から引っ張りだこ》森香澄、“あざとかわいい”だけじゃない「実はすごいアナウンス力」、「SNSの使い方はピカイチ」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン