吉本興業内でのお家騒動へと発展した闇営業問題。謹慎処分となった芸人たちの今後も気になるところだ。
今回の騒動において、反社会的組織のパーティーでの闇営業を仲介したカラテカ入江慎也は早い段階で契約解消となり、そのほかの芸人たちは謹慎処分という形となった。
そして、当初闇営業において金銭は受け取っていなかったと虚偽の説明をした雨上がり決死隊・宮迫博之は一旦契約解消となったものの、後に岡本昭彦社長が記者会見で契約解除の撤回を発表。会見で「契約解消の状態」だと認識していると話していたロンドンブーツ1号2号の田村亮については、謹慎処分という形のままとなっている。
つまり現時点では、闇営業に参加した芸人のうち、契約解消となったのは入江のみ。そのほかの芸人たちは「吉本所属のまま謹慎」という状態となっている。
また、宮迫が金塊強盗犯との酒席に同席し、金銭を受領していたとの報道については、宮迫は潔白を主張しているが、吉本側は態度を保留。契約解消の撤回の再検討もありうる状況だ。
「宮迫さんと亮さんは、吉本に対して不信感を抱いた状態で、会見を開きました。相当な覚悟の上での決行だったはずであり、仮に吉本側が戻ってきてと頼んだとしても、そう簡単に受け入れないのではないでしょうか」(ベテラン芸能記者)
そんななか、吉本興業の大先輩である明石家さんまが、自身の個人事務所で宮迫を預かる意思があることを7月27日放送のラジオ番組『ヤングタウン』(MBS)で表明している。
「さんまさんの個人事務所は『オフィス事務所』という名前で、マネジメントをする会社ではなく、主にさんまさんのギャランティーの管理などを行っている会社です。また、さんまさん主演のコント舞台の制作なども行っています。仮に宮迫さんが所属した場合、そういったコント舞台に出演したり、さんまさんの番組などに出演したりする道が考えられます」(前出・ベテラン芸能記者)
一方、亮については、若手時代から慕っている先輩の極楽とんぼ・加藤浩次と行動をともにするのではないかと報じられた。
今回の騒動において加藤は自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で、「大崎会長、岡本社長が退陣しなければ、吉本を辞める」と発言。その後、大崎会長と会談の場を設けたが、話し合いは平行線だったという。エンタメ業界に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう予測する。
「今後も加藤さんと吉本との話し合いは続いていくでしょうが、加藤さんの意思も固そう。吉本としても、そう簡単に大崎会長と岡本社長の2人が辞任するとも思えないので、交渉は難航するはず。結論が出るまでの時間、亮さんは吉本所属という状態のまま謹慎を続けることになると思います」
では、宮迫と亮の謹慎期間はどれくらいになるのだろうか。最近の芸能人の謹慎期間について、前出の大塚氏はこう話す。