雨上がり決死隊の宮迫博之(49才)、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47才)らが、所属する吉本興業を通さず仕事をしてギャラを受け取る「闇営業」を行ったことから始まった吉本問題。
7月20日に宮迫と亮が会見し、吉本の岡本昭彦社長(52才)から「俺にはお前ら全員をクビにする力がある」などのパワハラ発言を受けたことを暴露すると、世間の関心は闇営業から「吉本興業という会社」そのものに移った。
まず吉本問題の核心をえぐり出したのは『スッキリ』(日本テレビ系)でMCを務める極楽とんぼの加藤浩次(50才)だった。
共にダウンタウン・松本人志(55才)のマネジャーも務め、松本派といわれる大崎洋会長(66才)と岡本社長のワンマン体制を否定し、こう発言した。
「大崎さん、岡本さん、この2人をみんなが怖がっている」
「松本さんにとっては(大崎さんと岡本さんは)ずっと一緒にやってきた同志だと思う。(中略)でも今の岡本社長、そして大崎会長の体制が続くんだったら、ぼくは吉本興業を辞める」
一連の経営陣批判は「加藤の乱」と呼ばれ、一気に緊張が高まった。