7月後半の金曜日の深夜、六本木にある人気クラブの入口玄関前で、突然、女性たちの嬌声や悲鳴が巻き起こった。とある男性が女性たちの握手攻めに合い、ボディータッチにさらされている。黒いTシャツに黒い膝丈のパンツ、深くキャップを被ったその男性は、佐藤健(30才)だった。
その隣では、細身の男性が両手を広げ、佐藤をガードしようと懸命になっている。佐藤のマネジャーかと思いきや…よく見れば社会学者の古市憲寿氏(34才)だ。
「実は佐藤さんと古市さんは仲がいい。お互いの自宅でテレビゲームをしたり、よく遊んでいるんです。
古市さんは7月17日に発表された芥川賞で落選した直後。2回連続ノミネートで今回は受賞の呼び声が高かっただけに落ち込んでいた。それで古市さんの担当編集が誘ったようです。2人とも有名人なのに、きちんとエントランスで列に並んでいましたよ」(参加者の1人)
2人が連れられて行ったそのクラブイベントの主催者とは。
「副総理兼財務大臣の麻生太郎氏の甥、麻生巌さんの誕生パーティーでした。巌さんは麻生家が代々経営する会社の社長であるとともに、ドワンゴの取締役などを務める実業家。人脈がとても広く、芸能界にもよく顔が利くんです」(芸能関係者)
この夜のパーティーには、人気バンドRADWIMPSの野田洋次郎(34才)や、深田恭子(36才)と交際中のシーラホールディングス・杉本宏之会長の姿もあったという。
「深田さんと杉本さんは、去年のこの誕生パーティーで知り合ったといわれています。ドラマ『ルパンの娘』(フジデレビ系)で忙しく、深田さんは来られなかったようですが、錚々たる面々が集まっていた。午後8時から始まりましたが、入れ代わりで、有名人が巌さんに挨拶しにVIPルームに入っていました」(麻生氏の知人)