朝の人気情報番組『とくダネ!』のMC就任から1年──本誌・週刊ポストでグラビアに挑戦したフジテレビの山崎夕貴アナ。すっかり番組進行も板に付いたように見えるが、毎朝の生放送はいまだに緊張の連続だと山崎アナは明かす。
「国内外の幅広い知識が問われ、プレゼンの時間も長くて緊張します。ピークは『ヤマサキ調べました』コーナーで、どれだけ準備してもドキドキ。困った時に助けてくれるのが長男的存在の伊藤利尋アナなので、自信がない日は伊藤アナの目を見てプレゼンしています。大黒柱の小倉智昭さんは頼れるお父さん。コーナープレゼンターの笠井(信輔)アナは無邪気な人で、喩えるなら三男。お三方とも行動力と探究心が旺盛で、尊敬する先輩です」
自身は一番年下で、自由奔放な末娘的ポジションだという。
「32歳ながら番組の若者代表なので(笑い)、世の中の流れには敏感でありたい。情報は文字だけに頼らず、体験することも大切にしています。ニュースとして取り上げる際、実感を持って話せるかどうかは大きな違いがあります。オフもアンテナを張って実のある情報をお届けしたい」 と、番組への意気込みを熱っぽく語る。
生放送の裏側の緊張と責任感がMCとしての技量を磨き、山崎アナを輝かせていた。
【プロフィール】やまさき・ゆき/1987年8月4日生まれ、岡山県出身。岡山大学卒業後、2010年にフジテレビ入社。平日朝の情報番組『とくダネ!』でMCを務める他、『ワイドナショー』『ものまね紅白歌合戦』等、数多くの番組を担当している。
◆撮影/熊谷 貫 取材・文/渡部美也
※週刊ポスト2019年8月16・23日号