全英女子オープンを制し、凱旋帰国を果たしたプロゴルファー・渋野日向子(20)だが、連日の取材攻勢に流石にお疲れのよう。「NEC軽井沢72」(8月18日最終日)で惜しくも優勝を逃したが、同大会の初日にマネジメント事務所からマスコミ各社に、休養のため地元・岡山に帰る渋野への「取材自粛のお願い」と題された文書が配布されていた。
「実家近隣での取材などを禁止する内容でした。あくまで“お願い”だが、違反した社にはコースで取材を受けないといった対応も予想されるため、各社とも自粛の構え。通達を出したのは新たに渋野のマネジメントを担当する事務所『ZONE』で、元賞金女王・古閑美保(37)の従兄弟が社長をやっていた事務所の流れを汲んでいる。
現在も古閑や有村智恵(31)、笠りつ子(31)らが所属し、メディア対策を心得ている。何より、これからは古閑がフォロー役に回ってくれるので、渋野は相当心強いはず」(ツアー関係者)
歯に衣着せぬ発言で引退後も人気の高い古閑は、業界での存在感も大きい。
「かつて宮里藍(34)が高校3年でツアー優勝を果たし、“藍ちゃんブーム”を巻き起こした時は、ロッカールームで傘を壊されるといった、妬みからの嫌がらせと思われる騒ぎがよく起きた。それに嫌気が差したことが、宮里の米女子ツアー参戦の一因と囁かれた。
渋野も同じような目に遭わないか心配されていたが、レポーターとして毎週のようにコースに来る古閑が“後見人”なら誰も手は出せない。古閑の人脈でオフのテレビ特番の出演機会も増えるでしょうし、ますます人気者になるはず」(担当記者)
世界ランキングも12位(8月19日現在)となり、日本人トップの畑岡奈紗(20)の9位が射程圏に。一気に頂点へ駆け上るか。
※週刊ポスト2019年9月6日号