スポーツ

大船渡・佐々木 大成に必要なのは走り込みか投げ込みか

多球団が1位指名するのは確実だが…(撮影/藤岡雅樹)

 球児たちの夏が終わり、次なる関心は彼らの「進路」へと移っていく。高校生最速の163kmをマークした大船渡・佐々木朗希は、スカウトや球団関係者からどのように見られているのか。

 V9時代序盤の巨人を牽引し、引退後はロッテ、巨人で20年以上スカウトを務めた“エースのジョー”こと城之内邦雄氏は今秋のドラフト会議の目玉としては、星稜高校の奥川恭伸ではなく、“佐々木推し”だ。

「佐々木君は線が細いと言われますが、400勝投手の金田正一氏も、国鉄に入団したときは細かった。高校時代は成長過程でも、プロに入って下半身を鍛え、それに合わせて上半身を鍛えることで成長するんです。そのためには走り込みを一生懸命するかどうか。その意味で、高校生は“走ることを苦とするか”を見るべきです。スカウト時代に投手を見る時は、投球練習よりも足の速さや走るフォームを見たものでした。

 佐々木君は50mを5秒9で走る俊足と聞いていますから、その脚力を持つ下半身を鍛えて、トレーニングを積んでいけば大化けすると思いますよ」

 城之内氏が“走り込み”に注目した一方で、西武や楽天など数々の球団で投手コーチを歴任した野球評論家の杉本正氏は、“投げ込み”に着目する。

 杉本氏が念頭に置くのは、西武投手コーチ時代の1998年ドラフトで1位入団した松坂大輔(現中日)だ。

関連記事

トピックス

“教育虐待”を受けたと主張する戸田容疑者の家庭環境とは── (時事通信社)
「母親から数万円の振り込み断られた」東大前駅切りつけ事件・戸田佳孝容疑者(43)の犯行動機に見える「失われた世代」の困難《50万人以上の高齢者が子に仕送りの推計データも》
NEWSポストセブン
府中刑務所の食事見本。ふりかけや、佃煮らしき小鉢が見える。2024年2月報道向け公開時(AFP=時事)
暴力団幹部が定食屋で「勘弁してくれよ」と言った事情 目の前にはアミの佃煮、たくわん、塩辛など「ご飯のおとも」がずらり
NEWSポストセブン
秋篠宮と眞子さん夫妻の距離感は(左・宮内庁提供、右・女性セブン)
「悠仁さまの成年式延期」は出産控えた姉・眞子さんへの配慮だった可能性「9月開催で眞子さんの“初里帰り”&秋篠宮ご夫妻と“初孫”の対面実現も」
NEWSポストセブン
1998年にシングル『SACHI』でデビューした歌手のSILVA(ブログより)
《“愛の伝道師”として活躍した歌手SILVAの今》母として『子どもの性教育』講師活動、マイクを握れば「投げ銭ライブ」に「2200円の激安ボイトレレッスン」の出血大サービスも
NEWSポストセブン
性的パーティーを主催していたと見られるコムズ被告(Getty Images)
《フリーク・オフ衝撃の実態》「全身常にピカピカに」コムズ被告が女性に命じた“5分おきの全身ベビーオイル塗り直し”、性的人身売買裁判の行方は
NEWSポストセブン
大食いYouTuber・おごせ綾さん
《体重28.8kgの大食いタレント》おごせ綾(34)“健康が心配になる”特殊すぎる食生活、テレビ出演で「さすがに痩せすぎ」と話題
NEWSポストセブン
美智子さまが初ひ孫を抱くのはいつの日になるだろうか(左・JMPA。右・女性セブン)
【小室眞子さんが出産】美智子さまと上皇さまに初ひ孫を抱いてほしい…初孫として大きな愛を受けてきた眞子さんの思い
女性セブン
宮城野親方
《元横綱・白鵬の宮城野親方「退職情報」に注目集まる》一度は本人が否定も、大の里の横綱昇進のなかで「祝賀ムードに水を差さなければいいが…」と関係者が懸念
NEWSポストセブン
出産を間近に控える眞子さん
眞子さん&小室圭さんがしていた第1子誕生直前の “出産準備”「購入した新居はレンガ造りの一戸建て」「引っ越し前後にDIY用品をショッピング」
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《永野芽郁が見せた涙とファイティングポーズ》「まさか自分が報道されるなんて…」『キャスター』打ち上げではにかみながら誓った“女優継続スピーチ”
NEWSポストセブン
子育てのために一戸建てを購入した小室圭さん
【眞子さん極秘出産&築40年近い中古の一戸建て】小室圭さん、アメリカで約1億円マイホーム購入 「頭金600万円」強気の返済計画、今後の収入アップを確信しているのか
女性セブン
カジュアルな服装の小室さん夫妻(2025年5月)
《親子スリーショットで話題》小室眞子さん“ゆったりすぎるコート”で貫いた「国民感情を配慮した極秘出産」、識者は「十分配慮のうえ臨まれていたのでは」
NEWSポストセブン