中学卒業後、女優になりたい一心で仲代達矢が主宰する「無名塾」の門を叩き、2年間の塾生生活で芝居を学んだ。その後、映画『パッチギ!』で頭角を現わし、初主演映画『ベロニカは死ぬことにした』で大きく注目され、映画『ゆれる』で女優として高く評価された真木よう子(36)。
その頃に撮影され、彼女の存在を世に知らしめた写真集が、『月刊真木よう子』である。女優と写真家、二人の視線が写真に記録した熱気、勢いが、時を超えてスペシャルエディションとして永遠の一冊になった。あなたはきっと、見たことのない真木よう子を発見するはずだ。ここでは、12年の時を超えて世に出る秘蔵写真のなかから、3枚を紹介しよう。
【プロフィール】まき・ようこ/1982年10月15日生まれ、千葉県出身。2001年に映画デビュー。映画『パッチギ!』(2005年)のスケバン女子高生役で注目され、『ベロニカは死ぬことにした』(2006年)で映画初主演。映画『ゆれる』(2006年)で山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞。その後も数々の映画やドラマ、舞台に出演。2014年には『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞をダブル受賞し、名実ともに日本を代表する実力派女優となった。現在放送中のドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系、土曜22時~)に出演中。『別冊月刊真木よう子』(5000円+税)は小学館より8月30日発売。
◆撮影/藤代冥砂
※週刊ポスト2019年9月6日号