10月スタートの連ドラキャストが続々と発表されている。『グランメゾン東京』(TBS系)は主演・木村拓哉(46)の相手役を鈴木京香(51)が務め、『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)では吉田羊(年齢非公表)と稲森いずみ(47)がWヒロインを務める。
2年ぶりに復活する人気シリーズ『ドクターX』(テレビ朝日系)第6弾の主演は、もちろん米倉涼子(44)。さらには『ハル~総合商社の女~』(テレビ東京系)が中谷美紀(43)、『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』(NHK)が松雪泰子(46)、『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)では麻生久美子(41)と、オーバー40の女優が勢揃い。
その理由を、コラムニストの山田美保子氏はこう分析する。
「若年層がテレビを見なくなり、リアルタイムで連ドラを視聴する世代がどんどん上がっている。その分、視聴率が取れる女優の年代も上がってきた。
また、1年で最後となる10月クールは、これで年間平均視聴率が決まるということもあり、各局ともに最も力を入れるシーズンです。実績、安定感のあるキャスティングになりやすい」
キー局のドラマ担当プロデューサーもこう明かす。
「若いアイドルを出せば数字が取れる時代じゃない。ドラマ視聴者は目が肥えてきていますから、確かなキャリアと演技力がないとダメ。とくに男性視聴者の数字を取るためには、“大人の色気”を醸し出せるヒロインが不可欠なんです」