冷凍食品の歴史は99年を数え、さまざまな商品が多くのメーカーから開発、販売されてきた。
有名店や人気店の味を食卓で──。冷凍食品メーカー各社から、有名店が監修・開発する商品が続々と登場している。
今年7月に発売されたニチレイフーズの「たいめいけんドライカレー」は、老舗洋食店「たいめいけん」3代目茂出木浩司シェフ監修。風味や色合いにこだわり、老舗店のシェフに何度もフライパンを振ってもらって品質を高めたという。27種類のスパイス&ハーブ、隠し味にチャツネを使い、本格的な味を実現している。
イートアンド「大阪王将 羽根つき焼き小籠包」は、「大阪王将」の味を簡単調理で楽しめるシリーズ。あふれるスープが特徴のパリパリの羽根付き小籠包が油・水いらずで焼ける話題のヒット商品だ。
ニッスイ(日本水産)の「いきなり!ステーキ監修 ビーフガーリックピラフ」は、ステーキ専門店「いきなり! ステーキ」で人気のガーリックライスの味付けを基本に、秘伝のソースを使用して同店の味付けを再現している。行列に並ばなくても、あの味を自宅で楽しめる。
こうしたコラボ商品は、店の本格的な味を手軽にいつでも自宅で食べられるとあって、人気を集めている。
※週刊ポスト2019年9月6日号