8月17日から1週間、夏休みを利用して秋篠宮ご夫妻と悠仁さまがブータンを私的に訪問された。悠仁さまにとっては初の海外旅行となる。通常皇族が 公務で海外訪問をされる場合は、大使館員や宮内庁職員がまとめ役となるが、今回のブータン訪問では秋篠宮さまの知人である国立民族学博物館教授の池谷和信氏が取り仕切った。
皇嗣ご一家である秋篠宮家を支える職員を「皇嗣職」と呼ぶ。その中でも、ご一家の公務の調整や報道対応、身の回りの品々の準備や私的な交際まで幅広く対応する職務を「宮務官」という。私的旅行とはいえ、そういった宮務官が同行しなかったのは異例だと言えるだろう。
そして、宮務官など皇嗣職が“蚊帳の外”だったことで、また問題も起きていた。
「今回の訪問の日程が、秋篠宮さまと池谷氏らによって決まったことで、困惑したのは外務省でした。ブータンへの私的なご訪問の予定がNHKにスクープされた時点では、外務省はそれを知らなかったそうです。本来、皇族の海外訪問での相手国との折衝は、外務省を通じてやるものですから、外務省が面食らったのも無理はありません。そこから大急ぎで、できる限りの調整を行ったそうです」(皇室ジャーナリスト)
外務省まで“蚊帳の外”になったことで、相手国にも影響が及ぶことになった。