グラビアアイドルたちのその後はさまざまだが、小倉優子(35才)ほどの成功者はいないのではないだろうか。
残暑厳しい8月のある週末の昼下がり。都内の高級住宅街に、小倉の姿があった。黒のワンピースに合わせていたのは、高級ブランドと思われる小さなバッグ。ベビーカーを引く姿も優雅に見える。そしてそのまま、近くの高級スーパーへ。このスーパーでは普段から高級食材を買うところが目撃されており、常連客のようだ。
小倉は2010年にヘアメイクアーティストの男性と結婚し、2児をもうけた。ところがその夫婦生活は、2016年に夫の不倫報道があり破綻。主婦業に専念していた小倉だが、タレント業を再開し、同じ頃、離婚も成立した。そこからの変化がすごかった。
35万人以上のフォロワーを誇るインスタグラムでは、息子たちや食卓の写真をアップするなど、健気に頑張るシングルマザーとして好感度が急上昇。『好きなママタレント』で2年連続1位に輝いている。
現在は大手弁当チェーン『ほっともっと』のテレビCM出演など、ママというステータスをしっかり活かして活動。『世界!知らなかったグルメ』(テレビ朝日系)で、テレビのレギュラーも順調にキープしている。プライベートでは昨年12月、歯科医の男性と再婚。長男は“お受験”にも成功し、この春から、都内の有名私立小学校に通っている。人生の荒波を実にうまく乗りこなしているようだ。芸能関係者が語る。
「小倉は非常にクレバーなタレントです。グラビアアイドルでブレイクしたのは2002年ですが、当時は巨乳グラドル全盛。スレンダーな小倉は、付加価値として『こりん星から来た』という不思議ちゃん設定で、一躍お茶の間の人気者となりました。一方で、その設定の限界を感じると、思い切って“キャラ変”。今では千葉出身を隠していません」
当時のグラドル仲間でも、芸能界でここまで息の長い活躍を見せているのは、熊田曜子や若槻千夏ら数えるほど。勝ち組と言っていいだろう。