金メダリストが再浮上のきっかけとなる幸せをつかんだ。日本男子競泳の萩野公介(25才)とシンガーソングライターmiwa(29才)が今秋に結婚することが1日、明らかになった。miwaは妊娠中で、12月にも出産予定。ダブルのオメデタとなる。音楽関係者が話す。
「ふたりは2016年10月にテレビの仕事を通じて出会い、翌2017年から交際をスタートさせました。萩野さんはもともとmiwaちゃんの大ファンだったので、本当にうれしそうでした」
萩野にとってここ数年は競泳人生でどん底の時期だった。2012年ロンドン五輪は現役高校生ながら、いきなり銅メダルを獲得。続くリオ五輪は金、銀、銅と3つのメダルを獲得。「北島康介以来の天才」「和製マイケル・フェルプス」と呼ばれて、水泳界にとどまらず全競技の中での「東京五輪のエース」と期待されるようになった。
しかし、不運はリオの前年、自転車での転倒で右ひじを骨折した時から始まった。ひじの可動域が狭まり、萩野にとってリオ五輪での金が1つというのは、最低の結果だった。リオ後に右ひじを手術したが、以前のように記録を更新する姿には戻れなくなった。
「萩野さんは相当焦っていました。同い年のライバルたちは明らかに成長し続けていましたから。リオで完勝したチェイス・カリッシュ選手(25才=米国)には、翌2017年の世界選手権で、200mと400mの両個人メドレーで完敗。幼少時から常に勝ち続けていた瀬戸大也選手(25才)にも追い抜かれると、自らの泳ぎを完全に見失うまでに地に落ち、心が折れてしまったんです」(水泳関係者)
そんな萩野が再び奮い立ったのは、miwaへの汚名返上があるという。