「好きになったら危険な男」から一転、本当の恋を知らなかったゴンが初恋を知ってしまう──。最終回に向けて、ますます盛り上がりを見せるドラマ『凪のお暇』(毎週金曜、22時~、TBS系)。魅力たっぷりにゴンを演じてきた中村倫也(32才)に、ドラマの話からプライベートまで直撃! 「素顔、わかるかな…?」と、ふふっと笑う姿はゴンと重なって見えた。
天性の人たらしのゴンを演じて、新たな魅力を開花! “カメレオン俳優”という代名詞がつくほど、さまざまな役を演じて人気を不動のものにしているが、ここ数年の目まぐるしい環境の変化について「自分が追い付いていないと感じることもある」と胸の内を明かす。
「ぼくの知らないところで評価していただいたり、カッコいいと言っていただくのは、本当にありがたいこと。でも、そういう世間の反応と自分自身の間に、埋まらないギャップがまだあるんです。役者という仕事に対して、不安を感じることもありますよ。ある程度のところまで泳ぎ続けないと、潮に流されたり、溺れてしまう職種ですし…。3日も休むと、演技の勘が鈍る気がして不安になるから、今は凪(黒木華・29才)のような“お暇”はいらないかな(笑い)」
ヒロイン凪と元彼の慎二(高橋一生・38才)、ゴンの恋の三角関係は、いよいよクライマックスに突入!
「ゴンの恋愛の仕方って、ややこしいですよね。大人になっていく過程でみんなが通る初恋や失恋という道を、ゴンは通らなかったんですよ。だから30才を過ぎた今になってできた“初恋の相手”に、しどろもどろになってしまう。その姿はもどかしいなって思います。ちなみにぼくは、結婚願望、バシバシありますよ(笑い)。へらへらしていられるような、楽しくてあったかい家庭が理想ですね」
ゴンを演じる上で、こだわってきたことといえば…?
「キスの仕方かな。キスをする時の雰囲気とか、ちょっとした手つきといったディテールに、その人の個性が出ると思っているので細心の注意を払いながら演じています。ゴンらしいキスは、“ふふっ”て笑顔になるのがいいかなぁと。あとは、ぼくよりみなさんの方が想像できると思うのでお任せします(笑い)」