「この展示会で作品を紹介できるのは、全国で指折りのキルト作家ばかり。そこに百恵さんも名を連ねたのですから、『トップキルター』の仲間入りを果たしたと言ってもいいのでは」(手芸イベント関係者)
東京・西武池袋本店で開催された「私の針仕事展」が9月5日、大盛況のうちに幕を閉じた。
「第一線で活躍する30人のキルト作家が『門出』をテーマに約150作品を出展しました。約1週間の開催期間で終わってしまうのがもったいないくらいの大人気で、その功労者は百恵さんでした。彼女の作品目当てのかたも多く、『百恵さんの本を通じて、キルトが好きになった』というかたもいらっしゃったようです」(前出・手芸イベント関係者)
7月に発売された三浦百恵さん(60才)のキルト作品集『時間の花束 Bouquet du temps』(日本ヴォーグ社)は、1980年発売の自叙伝『蒼い時』(集英社)以来、約40年ぶりの著作となる。キルト本ながら芸能界引退後の百恵さんの私生活にまつわるエピソードも出てくることから、出版前から大きな注目を浴びた。
キルト本は初版部数8000部前後が普通だというが、『時間の花束』は異例ともいえる初版10万部からのスタート。出版後の反響はさらに大きく、早くも3度目の重版を重ねる“バカ売れ”状態だという。
「現在、発行部数は20万部を超えています。作品を通して語られる生き方、ご家族、ご友人への思いが共感を呼んだ結果だと思います」(『時間の花束』担当者)