11月9日に皇居前広場で開かれる「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」。そのセレモニーに、アイドルグループの「嵐」がパフォーマンスを披露すると明らかになった。
過去には、2009年の「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」で、EXILEがステージに上がり、6万人の一般客が皇居前広場に集まった。「嵐」の登場で、来場者は前回を大きく上回ると予想されているのだ。
「ステージ付近は政治家や財界トップ、スポーツ界の有名アスリートなどの招待客が集まる特別席となっているが、皇居前広場の後方には無料で一般の人も入れる。2009年時は大型ビジョンでステージ上のEXILEの映像が流され、ファンの大声援が飛んでいました。あまりの人出に、皇居前広場に入れない人も多かったようです。今回はEXILEを上回る人気の国民的グループが登場するだけに10万人を超える人々が押し寄せてもおかしくない」(皇室担当記者)
ジャニーズで一番人気を誇る「嵐」のライブは、ファンクラブ会員でもなかなかチケットが取れないことで知られる。10月からの五大ドームツアーの動員数は過去最高の86万人を超えると見込まれるが、チケットを確保できずに涙を飲んだファンは多いという。
「『嵐』が来年いっぱいで活動休止すると宣言していることも“もう5人一緒の姿を見られるのは最後かもしれない”とチケットのプラチナ化に拍車をかけている。
そんなタイミングで“タダで『嵐』を見られるチャンス”がやってくるわけですから、熱心なファンは殺到するはずです。皇居前広場に入りきれず、大変なパニックになる可能性もある」(同前)
警視庁に訊ねると、「(皇居前広場の警備に関する)詳細な回答は差し控える」(広報課)とのこと。
新天皇の即位を祝うイベントだけに、「入場制限」を敷くわけにもいかないとの考えもあるだろう。十分な準備と対策が必要になってくる。
※週刊ポスト2019年10月4日号