順調にスターダムにのし上がってきた“卓球王子”の身に、あるトラブルが降り掛かっている。東京五輪開幕まで残り1年を切った重要な時期だ。不運なのか、それとも身から出た錆か。当事者たちの話を聞いた。
「あまり感情を表に出さないタイプの水谷さんが、この夏は暗い表情ばかり浮かべていました。親しい人によれば、弁護士や警察にまで相談するような悩み事があったとか」
卓球選手の水谷隼(30才)の知人は、彼の変化をこう明かす。
17才で全日本選手権を当時最年少で制覇。以来、卓球界を牽引し、リオデジャネイロ五輪では団体銀メダルに貢献。個人でも、シングルスで男女通じて日本初となる銅メダルを獲得した水谷。
来年の東京五輪でもメダル獲得が期待されている彼は、人知れず男女トラブルに巻き込まれていた。
発端は都内の会員制ラウンジ『X』だった。ラウンジとは、キャバクラやクラブのような「夜の飲食業」の1つだが、会員制を謳う高級店が多く、接客する女性がタレントやモデルの卵というケースが少なくない。特にXは女性のレベルが高いと評判の人気店で、客も芸能人やスポーツ選手、経営者などが多いことで知られている。
水谷がその店を訪れたのは今年5月のこと──。
さて、水谷は東京五輪を集大成に掲げている。しかし、後輩たちの台頭もあり、盤石とはいえない状況だ。
「シングルスの代表は、来年1月時点の世界ランキングで上位2名が選ばれます。昨年、全日本選手権の10連覇を狙っていた水谷は、“チョレイ”の雄叫びとともに急成長を遂げた張本智和(16才)に完敗。以後、エースの座を彼に明け渡しています。さらに丹羽孝希(24才)も侮れない存在です」(スポーツ紙記者)
さらに水谷は今年2月、卓球専門メディアに「球がほとんど見えていない」と“視界”の問題を告白。その後、サングラスを調整するなどして見え方は改善しつつあるが、五輪選考の大事な年に、足元がぐらつき始めている。
そんなストレスを抱える日々の息抜きのためか、水谷はXを訪れ、ある女性と出会う。ロングヘアに大きな瞳が印象的な橋本環奈似の美女、エミさん(19才・仮名)だ。彼女こそ水谷の「苦悩」の原因だが、それを語るにはエミさん自身に回顧してもらう必要がある。エミさんが振り返る。