「事件の報道で、あの容疑者のガラケーでの自撮り写真が出てきた時に、“あれ?”って思ったんです。事件の詳細を知って、容疑者は、私との婚活中にあのお母さんとも出会っていたのかとピンときたんです」
そう本誌の取材に答えるのは、関東在住の30代前半の女性Aさんだ。
9月17日、さいたま市の教職員住宅で小学4年生の進藤遼佑君(9)が殺害された事件。死体遺棄容疑で逮捕されたのは義父で無職の進藤悠介容疑者(32)だった。
「遼佑君の母親は公立高校の養護教諭で、6年前に教師だった前夫と離婚。1年半ほど前に婚活系のサイトを通じて出会った10歳年下の悠介容疑者と昨年末から同居を始め、今年3月に結婚した」(全国紙社会部記者)
悠介容疑者は当初、任意での取り調べに「犯人は他にいる」と関与を否定したが、逮捕後には「注意したら『本当の親じゃないのに』と言われた」「カッとなって首をひものようなもので絞めた」など、殺害をほのめかす供述をしていた。ところが、送検後には一転、否認している。
「悠介容疑者の供述は二転三転しているため、信憑性が得られない。警察に話す経歴や職歴にも虚偽が見られるため、動機はおろか人物像さえつかみにくい。捜査は慎重にならざるを得ません」(捜査関係者)
そこで、悠介容疑者を知る鍵となるのが、この女性Aさんだ。悠介容疑者との出会いについて証言する。