まだ蒸し暑さが残る9月中旬の深夜。東京・代官山のおしゃれスポットで、Tシャツにキャップ、グリーンのパンツにスニーカーというラフな格好をした女性が、一心不乱に歩を進めていた。女性お笑い芸人の牧野ステテコ(39)だ。背中には巨大な赤いリュックを背負っている。前傾姿勢で歩く姿は、登山を彷彿とさせる。
牧野はしばらくしてコンビニに入ると、おにぎりなどを購入し、再び夜の東京を黙々と歩き始めた。
牧野はタレント養成所を卒業後、2005年に芸能活動を開始。お笑いコンビ「マッキアイアイ」を経て、2006年からピン芸人として再出発した。特技が「謝罪」という苦労人の牧野は苦節12年、2017年の「女芸人No.1決定戦 THE W」で準優勝。“老け顔に貧相なボディー”でのセクシーかつ不思議なポールダンスを披露し、笑いを誘った。優勝したゆりやんレトリィバァには敗れたものの、この活躍で一躍、人気者の仲間入りを果たした彼女。給料も2400円から17万円へ、“70倍増”になったことをネタにしていた。
「実は牧野さん、その折れそうなボディーには似合わず、アウトドアなアクティブ派なんです。女芸人の野球チームにも所属していて、女性芸能人のフットサルチームではゴールキーパーを務めています。趣味はサイクリングや山登りで、NHK BS1のサイクリング番組『チャリダー☆坂バカ女子部』にも出演するほど。この前は番組で富士山の急坂を登る過酷なヒルクライムレースに挑戦しています。筋肉もあるし、かなり体は鍛えられています」(テレビ局関係者)
それにしても、深夜の代官山でバックパックとは、どういうことなのか? 関係者は「仕事のためなのか、よく大きなリュックを背負って、3駅くらいなら平気で歩くようです。その日は40分ぐらいかけて自宅に帰ったそうです」と明かす。
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