「市川海老蔵さん(41才)が10年ぶりに現代劇に挑戦。それだけでも楽しみなのに、黒木瞳さん(58才)との初共演ということで、期待が膨らみます。しかし、公演初日も間近だというのに、どうも不穏な空気が流れているんです」(芸能関係者)
10月7日から27日まで、東京・渋谷のシアターコクーンで上演される舞台『オイディプス』はギリシャ悲劇の最高傑作と呼ばれる。主人公の王子・オイディプスを海老蔵が演じ、その妻で、母でもある王妃を黒木が演じる。
「黒木さんは海老蔵さんの舞台を何度も見に行ったことがあり、彼を“日本の宝”と高く評価しています。それだけに今回の舞台での共演を楽しみにしていました。ところが実際に稽古が始まると黒木さんは、“大丈夫なの?”と不安そうな表情を浮かべることが増えていて…」(舞台関係者)
大物同士が本番前に早くも衝突か──と思いきや違うという。
「翻案・演出を務めるマシュー・ダンスターさんが理由なんです。彼は芸術家気質で、なかなかスケジュール通りに稽古が進まないことで知られています」(前出・舞台関係者)
マシュー・ダンスター氏はイギリスの著名な舞台演出家で、イギリスで最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞ベストディレクター賞の候補に選ばれたこともある。それだけに、舞台へのこだわりや感性は強い。