ライフ

近所にコンビニが多いと死亡リスクが高まる?との調査結果

家からコンビニが近いと寿命を縮める!?(写真/アフロ)

「油ものを避けて野菜を多く食べること」、「好きなことをしてストレスをためないこと」──長生きする人にワケをたずねても、答えは千差万別。しかし、そういった様々な要素と長生きの関係を統計的に分析する調査結果もある。そういった研究は、生活習慣はもちろん、生活環境に関するものなど、調査の対象は多岐にわたる。

 たとえば、住んでいる場所の周辺の状況と死亡率に関する調査研究もある。アメリカのノースウェスタン大学の研究によれば、自宅から3km圏内にあるコンビニエンスストアの店舗数が多ければ多いほど、動脈硬化の発症リスクが上昇するという。秋津医院院長の秋津壽男さんはこう話す。

「コンビニで買った出来合いのもので食事を済ませてしまうと、どうしても栄養が偏りがちになる。24時間営業なので、深夜におやつや夜食などを買って食べるなど、不摂生な生活にもなりやすいと考えられます」

 一方、スーパーや食料品専門店が近くにあっても、死亡率は上がらない。それどころか、近所に食料品店がない住居環境に住んでいる65才以上は、死亡リスクが最大で1.6倍上がるという。

「スーパーや食料品店で食材を買ってきて食事を作る方が、栄養もきちんと摂れますし、家族と一緒に食べれば家族団らんになる。一方、コンビニで売っている食品はそのまま食べられるインスタント食品や弁当がほとんどです。コンビニは“開いててよかった”が合言葉の非常用だと思うことが大切です」(秋津さん)

※女性セブン2019年10月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末は再婚へと向かうのか
「これからもずっと応援していく」逮捕された広末涼子の叔父が明かす本当の素顔、近隣住人が目撃したシンママ子育て奮闘姿
長浜簡易裁判所。書記官はなぜ遺体を遺棄したのか
【冷凍女性死体遺棄】「怖い雰囲気で近寄りがたくて…」容疑者3人の“薄気味悪い共通点”と“生活感が残った民家”「奥さんはずっと見ていない気がする」【滋賀・大津市】
NEWSポストセブン
坂本勇人(左)を阿部慎之助監督は今後どう起用していくのか
《年俸5億円の代打要員・守備固めはいらない…》巨人・坂本勇人「不調の原因」はどこにあるのか 阿部監督に迫られる「坂本を使わない」の決断
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された
「『キャー!!』って尋常じゃない声が断続的に続いて…」事故直前、サービスエリアに響いた謎の奇声 “不思議な行動”が次々と発覚、薬物検査も実施へ 【広末涼子逮捕】
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
再再婚が噂される鳥羽氏(右)
《芸能活動自粛の広末涼子》鳥羽周作シェフが水面下で進めていた「新たな生活」 1月に運営会社の代表取締役に復帰も…事故に無言つらぬく現在
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン