スポーツ

金田正一氏 原監督と松坂大輔に送っていた「最後のエール」

今年2月、週刊ポスト誌上の対談で原辰徳監督とツーショット

今年2月、週刊ポスト誌上の対談で原辰徳監督とツーショット

 プロ野球の国鉄、巨人で活躍した金田正一氏の訃報。巨人の原辰徳監督は、10月7日の全体練習前に「僕から見ると鉄人であり、野球の教科書。金田さんの野球に取り組んでいる姿勢、生き様、戦い様は、大変影響を受けた私の先生の1人でした」と故人を悼んだ。

 5年ぶりのリーグ優勝を決めた巨人の原監督。今年2月、金田氏は巨人の宮崎キャンプを訪れ、その原監督にインタビューしていた。今季から新加入の丸佳浩への評価、FAの人的補償で移籍となった内海哲也、長野久義への思いなどを次々と“直球質問”。最後に原監督にこうエールを送っていた(『週刊ポスト』3月1日号)。

──ジャイアンツは4年連続で日本一から離れているが、監督も3回目になれば、次世代の心配もある。原の使命は、日本一か? それとも選手を底上げして常勝球団の土台を作る……。

原:(質問を遮るように)日本一です。それに付随することは出てくるかもしれませんが、まずは日本一以外ないですね。

──その心意気だ! 丸(佳浩)が入って“丸く”収まるよう、期待しとるぞ!

 今年5月には、中日・松坂大輔が二軍練習日にゴルフをプレーしていたことが発覚。球団から「10日間の外出禁止と反省文の提出」という処分を受けたことにも温かいコメントを寄せていた。

 金田氏自身、国鉄から巨人に移籍した1965年に、一軍の戦列を離れて北海道で調整中、ゴルフをプレーしていたことが報じられ、批判を浴びたことをこう振り返っていた(同6月7日号)。

「ゴルフスイングはヒジが伸びるから、いいリハビリになるのよ。シーズン中でも、完投した翌日は早朝からラウンドしていた。疲れた体を18ホール歩いて整えると、午前中の運動で午後はスムーズに体が動かせるようになる。(中略)ところがあの時は、『調整中の金田を取材したい』と言ってきたなじみのスポーツ紙の記者とカメラマンが、ワシのバンカーショットの写真を撮り、それが新聞に載って顰蹙を買ったわけさ。おまけに、どこぞのホールで8つもたたいたとか、サンザンなスコアまで書かれてのう。あれには参ったわい」

関連記事

トピックス

単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
大の里の調子がイマイチ上がってこない(時事通信フォト)
《史上最速綱取りに挑む大関・大の里》序盤の難敵は“同じミレニアム世代”の叩き上げ3世力士・王鵬「大の里へのライバル心は半端ではない」の声
週刊ポスト
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎ストーカー殺人事件》「テーブルに10万円置いていきます」白井秀征容疑者を育んだ“いびつな親子関係”と目撃された“異様な執着心”「バイト先の男性客にもヤキモチ」
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《田中圭との不倫疑惑》永野芽郁のCMが「JCB」公式サイトから姿を消した! スポンサーが懸念する“信頼性への影響”
NEWSポストセブン
騒然とする改札付近と逮捕された戸田佳孝容疑者(時事通信)
《凄惨な現場写真》「電車ドア前から階段まで血溜まりが…」「ホームには中華包丁」東大前切り付け事件の“緊迫の現場”を目撃者が証言
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
食物繊維を生かし、健全な腸内環境を保つためには、“とある菌”の存在が必要不可欠であることが明らかになった──
アボカド、ゴボウ、キウイと「◯◯」 “腸活博士”に話を聞いた記者がどっさり買い込んだ理由は…?《食物繊維摂取基準が上がった深いワケ》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン